violaとは?
Viola(ヴィオラ)はオーケストラの中で、目立たない役割を担当していることや
ヴァイオリンと見た目が似ていることからよく
「ヴィオラって何?そんなのいるの?」と言われます。
もちろん、ちゃんと実在します(笑)
オーケストラの中では
リズムを刻んだり、音を伸ばしているだけということも多いですが
縁の下の力持ちであるヴィオラパートがあるからこそ,オケは豊かな音が出せるんだ!
というプライドをもって弾いています。
ヴィオラが中音域を支えることで高音や低音がバラバラにならず
深く豊かな響きができるのです。
オーケストラではたいていチェロの横にいるのがヴィオラです。
普段は目立たず伴奏に徹していることも多いですが、、、
時々メロディが弾けるときはヴィオラ独特の音でお届けします。
何かが薫るような
深くて、渋くて、哀愁漂う音です。
この独特な音を好まれる方はとても多く、かの皇太子様も弾いていらっしゃいます。
形容しがたい、絶妙な音としか言えないのが残念で仕方ありません。
(ボキャブラリー増やしたい、、、)
奏者はヴァイオリンのように子供の頃から弾いてた人はなかなか居ません。
大きくて、大人びた音でとってもとっても地味ですから
子どもがやるにはいろいろと難しいんです。
そのせいか奏者の数も多くは無く、知名度も低いです。
しかし、
魅力がないということは決してありません。
どんな魅力があるのかはご自分の目で、耳で、体で感じて頂ければと思います。
つたない文章ですが、ヴィオラのことが少しでも伝われば幸いです。
演奏会等で是非、ご覧になってください。
60期ヴィオラパート ずんだもち(田中貴晃)
※改訂:62期ヴィオラパート チャーリー